外科矯正について

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外科矯正について

矯正治療単独では治らないかみ合わせは、外科手術の力を借りて治療します。骨格的に大きな不正を抱えている場合に、外科手術を含めて行う矯正治療のことを外科矯正といいます。歯は顎(アゴ)の中に存在しているので、矯正治療で現実的に歯を動かすことができるのは顎(アゴ)の中だけの範囲です。顎(アゴ)を超えて歯を並べることはできません。下の写真のように、顎(ガク)が大きくズレているような場合は外科矯正が適応になります。この患者様は結果的に下顎骨を切断して後ろにさげる外科手術が必要となった例です。

下顎後退手術の一術式イメージ

下顎後退手術の一術式

下顎の手術で伝統的な手術方法にSSRO下顎枝矢状分割法(sagittal splitting ramus osteotomy)という術式があります。

スクリューによる固定

前後的な位置関係だけではなく、また下図のように左右のズレが大きい場合も外科矯正の適応になります。

下顎非対称 左右対称 上下顎非対称

基本的に下顎骨の位置が不適切だと判断される場合はSSRO(下顎枝矢状分割法)などの下顎の手術が必要になります。上顎骨の位置が不適切だと判断される場合はLe FortⅠ(ルフォー1型)などの上顎の手術が必要になります。ただ、現実的は上図のように左右の傾きなどが複合的にからむ場合などがあり、上下顎の手術が必要になることもあります。これらの決定は精密検査後に矯正医と外科医と患者の3者間で相談して最終決定されます。

下顎後退手術の一術式 上顎の手術例

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外科矯正を選択するのか?それとも矯正治療単独でいくのか?

下顎前突(受け口)の治療は矯正治療の先進国である米国では症例数が少なく、症例数の多い日本で発展した技術と言っても過言ではありません。このように、日本人に多く見られる下顎前突(受け口)は、先人たちの努力により、さまざまな研究、工夫がなされ、現在ではどのような反対咬合でも治療が可能になったといえます。矯正技術が矯正治療単独でも、外科を含む外科矯正においても、双方で発展したため、大なり小なり骨格的な不正を持つ矯正患者様に対して、外科か非外科か、どちらの治療方法がすぐれているとは一概に判断することはできず、個々の患者様において毎回検討を重ねる必要性があります。その際、大切なことは患者様の訴える治療目的に対し、どちらの方法がよりふさわしいかを、まずガイド役である矯正歯科医が判断し、患者様に治療方法による違いをわかりやすく説明することだと考えております。

例えばオトガイ(あご)の突出感を主訴に来院された反対咬合(上下の咬み合わせが反対の状態)の下顎前突患者様に対し、歯科医が被蓋(咬み合わせ)の改善を行い良好な咬合を得たとしても、オトガイ(あご)の突出感が残れば患者様は治療結果に満足しないことも予想されます。逆に、いくら良好な咬合や側貌観の改善が見込まれるとしても患者様が外科的矯正治療を希望しないのであれば、矯正単独治療で可能な限り対応する必要性があります。

現実的には、 SSRO(下顎枝矢状分割法)やLe FortⅠ(ルフォー1型)などの顎骨切断手術はコルチコトミーなどの外来外科手術とは違い、外科的侵襲が非常に大きく、リスクもあります。出血量も多く、輸血が必要となるケースもあり、入院も2~3週間必要です。水面下では死亡事故の報告などもあります。また、しばらくして消えるとされる手術後の神経知覚麻痺や違和感なども長期に残る場合があります。最終的には歯科医師が患者様に十分な情報を与えた上で、患者様の意志により治療方法を決定することがとても適切であると考えております。

しばしば、必ずしも外科手術が必要であると断言できないが、外科手術を選択すれば完璧を目指せると思われるケースに出会います。こういったケースを我々はボーダーケースと呼びます。そういったボーダーケースの場合、患者様と十分話し合った結果、結局は仕事などの都合で長期入院が不可能だという判断で矯正治療単独で対応させて頂くことがあります。近年ではインプラント矯正などにより、歯をコントロールできる幅が広がり、それらをうまく活用することにより矯正治療単独で解決できるボーダーケースが増えています。

以下に、そういった当院の症例を示します。参考になれば幸いです。

症例 外科矯正を回避したボーダーケース

28歳 男性

受け口の歯並びを治したい。数件の歯科医院で相談したが、外科手術をすすめられた所と治療できないと言われたところがあった。仕事が忙しいので入院する暇がない。なんとかできないか?虫歯があれば治療して、歯も白くして欲しい。

【症例解説】矯正専用レントゲン診断により、骨格性の反対咬合と診断されました。しかし患者様は非常に多忙で、大学病院歯科での下顎(アゴ)骨切り手術のための2~3週間の入院は不可能でした。よって患者様の希望により非外科で矯正治療をすすめることになりました。現状の骨格の範囲で歯列矯正のみで前歯の被蓋改善を行い、パワーホワイトニングを行いました。

術前

矯正専用レントゲン 術前

正面からの顎の変形と変位も認められました。しかし患者様の希望により、非外科で矯正治療をすすめることになりました。

術前 正面像

治療の流れ

歯列矯正治療

超弾性の高性能ワイヤーの使用により、移動時の歯根へのストレスや痛みを軽減することができます。

STEP1

パワーホワイトニング

矯正終了後、歯を白くして、さらに口元を美しく演出しました。

STEP2

before & after

術前 術後

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